特報第13弾!!carrot89式5.56mm小銃(エアソフトガン)
H-SDF「勝手にインプレッション」

 

お待たせいたしました!! 特報第13弾です(^o^)
前回の第12弾では「納品されました!!」の報告が中心になってしまいましたので、今回はあらためて詳細のインプレッションをさせていただきます。これまで開発段階において順次ご紹介させていただいた部分もありますが、納品された製品版(第一次ロット)ということで、再度ご紹介させていただきたいと思います。
既に1日ゲームで使用してしまったあとの撮影になってしまいましたので、「ど新品」状態ではないのと、タスコのマウントベース、マルイのショートスコープが載っていますが、それらの点につきましてはご容赦くださいm(_ _)m

「素」の状態の“89R”につきましては、是非とも皆様がお手に取った際のお楽しみということで、感動をご自身で直接味わっていただければと思います。

2003.10.19UP
2003.10.26加筆

-NEW- 「キャロット89R調整備忘録」(2005.10.10加筆)はこちら  

 

 


納品時の“89R”。 これはキットのもので、付属品や取説、手紙と一緒に収められていた(ユニットは別売)。
完成品は当然、ユニットなど完全に組み上げられた状態で箱に収まっている。
キットのものも、ユニットが入っていないだけで、ほとんどネジ等で仮組みされていた。
レシーバ部や被筒部などでダークパーカー塗装が必要な部位は既に塗装済み。その他は無塗装状態。
一回ばらしてから、ユニットを組み込む。

 


2脚を畳んだ状態、右側面。タスコのマウントベースとスコープは当然別売りなのて注意。

 


左側面。機関部は上下で分割できる構造であるが、引金室部と握把は一体成形品。
被筒と機関部など、塗り分けが必要な部分のダークパーカー(ややグレー色)の部分は塗装済みの状態であった。
その他の部分は無塗装で十分OK。ただパーティングライン等を目立たないよう加工した場合はブラックシールを吹いたほうが良い。

 


機関部(レシーバー)右側面。
切換えレバー(セレクター)の「ア・レ・3・タ」表示のホワイトは、出荷状態で既に入れてある。

 


機関部・右側面のアップ。実銃の溶接跡などが見事なまでに再現されている。
ダストカバーは無可動で、閉じた状態で固定。
構造上の問題から、実物には無い切換えレバーを留めるためのクボミが設けられている。
ただし、レバー形状や周辺造形などは、非常に良く再現されている。

 


機関部・左側面。実銃同様、切換えレバーの表示のみにホワイトが入れられている(出荷状態で)。

 


「89式5.56mm小銃…」の刻印は、「89R」と省略される以前のタイプ。実銃同様にホワイトは入っていない状態。
識別用に桜マークの脇に「模」の文字が入れられている。

 


照星部・規整子などを正面から。照星の形状は前作に比べスマートになり、実銃の雰囲気を良く再現。

 


照星部を上から。照星本体は、マルイM4のものをそのまま移植する。
上下のエレベーション調整が可能。

 


照星部・規整子・脚頭・剣止めなどを右側面から。照星部の意外に複雑な形状がわかる。

 


同じく左側面から。照星部・規整子・脚頭・剣止め、これらは全て鉄製の黒染め品。
照星部の前部負い紐環も鉄製ゆえ、安心して負い紐を使用できる。
2脚の脚頭は、実銃とは違い取り外しのための開閉はしない。

 


消炎制退器・2脚など。消炎制退器は真鍮製の黒染めで独特の質感・雰囲気をかもし出す。
消炎制退器は「逆ネジ」でネジ込まれているため、市販の消音器や減速アダプターなどへの交換も容易。
アウターバレルは鉄の引き物(削りだし加工)で、黒染め。
2脚はロストワックス製法の鉄製・黒染め。実用に十分耐えられる。実銃も鉄製でほぼ同じ重量がある。
2脚の取り外しは消炎制退器と剣止めを外すことで、比較的簡単に行える。

 


照門部を後ろから。照門部は無可動ながら、形状は非常に良く再現されている。
実物同様にホワイトが入れられ、雰囲気は非常に良い。

 


照星部をやや右上から。照門部下、機関部上面のネジは、実銃には無い上下固定用のもの。

 


左上方から。機関部の独特な曲線と面の組み合わせは、89式のデザイン上の魅力の一つ。

 


銃床の形状。負い紐環の左側がくぼんでいるのが、光の加減でお解かりいただけると思う。
銃床は中空構造なので、マルイSIG550等のバーストメカを組み込むことも可能と思われる。
銃床はマルイM16などの電動ガンと同じ方法で、機関部にネジ止めされる。
ネジが緩むと機関部後端の破損につながるので、組み付ける際は緩むことがないようしっかり締め付ける。
負い紐環は鉄製で実銃に極めて近い仕様。しっかりと使用できる。
負い紐環の銃床に隠れている部分に、“キャロット89R”としてのシリアルが刻印してある。

 


銃床を真上から見たところ。実銃同様、左側が頬付けしやすいようにくびれた独特の形状になっているのが分かる。

 


床尾版(パットプレート)は、実銃と同じ硬質ゴム製。
硬質ゴムゆえ滑りにくく、防弾チョッキ等を着用した際などに真価を発揮する。

 


“キャロット89R”で何よりも感動するのが、この切換えレバー(セレクター)の再現。
もとのユニットが左側で切換え操作するのにも関わらず、実銃どおり右側で、しかもア(安全)からいきなりレ(連発)への切換えを実現。
左上:ア(安全)→左下:レ(連発)→右下:3(3発制限点射)→右上:タ(単発
の順(とその逆順)に切り換る。
ただし、デフォルトでは3発制限点射を実装していない。「3」は連発として機能する。
操作は、親指を使えば、銃を構えたまま握把を握った状態で可能。

 


折り畳まれた2脚。被筒に安定した状態で収まり、バタつく事は皆無。

 


2脚下部に付けられた実銃には無い「ハネ」が、被筒下部の穴にはまることで安定する。

 


バッテリーは9.6Vの「ウナギ」タイプのものが被筒内部、銃身の上に収納できる。
被筒の取り外しは規整子を前方に引き出し、右側の被筒前部を右方向へ引っ張る(写真:左上→右→左下の手順)。

 


外した被筒を取り付けるには、右側被筒の先端部を照星部にはめ込み、続いて後端部を一気に押し込む。

 


銃の下側、及び握把(グリップ)下部。握把にはEG700及びEG1000などのモーターを収納できる。
銃床の付け根付近の下面には実銃との識別ポイントとして「IQ」の刻印が入れてある。

 


槓桿を引いたところ。内部のユニットとチャンバー、ホップ調節部が顔を出す。
槓桿部スライドにはスプリングは入っていないが、樹脂のしなりにより「パチン」という操作感でしっかり開閉できる。
XM177のチャンバーを組み込んだため、機関部本体や、チャンバー、ダイヤルなどに若干の加工をした。
通常のM4からの組み込みの場合は、当然無加工でOK。

 


斜め右前方から見た機関部。眼鏡は全体のバランスを考えると、ショートタイプが似合うと思う。

 


2脚を使用した状態のキャロット“89R BUDDY”。左側は全体として持つスマートな印象を再現している。

 


同じく2脚を使用した状態の右側面全景。
一瞬、実銃と見分けがつかないほど、良くディティールが再現されている。

 

あらためてこの“89R BUDDY”を「我が銃」として受け取って、その完成度の高さ、またキャロットさんの物作りに対するこだわりを実感として感じ取ることが出来ました。
写真では分かりにくい点ではありますが、被筒や握把、銃把などの人が触れる部分の造形は、非常にこだわりをもって何度も修正が繰り返されただけあって、実銃を持ったときの感触に極めて近いものを感じさせてくれます。握把については、モーターを収納しつつも可能な限り上に向かって絞り込まれるデザインを再現。また被筒や銃把の断面形状なども、昨年の雑誌取材で得られた情報をもとに、可能な限り再現しています。

私は既に、この“89R”をサバイバルゲームに投入いたしましたが、その極めて高い剛性のお陰でゲームにおいても非常に高いパフォーマンスを示してくれました。とにかく各部強度がしっかりしていますので安心して使えます。また最適な長さの銃身や各部の固定方法の工夫により、射撃特性も申し分の無い状態で、「撃って楽しむ道具」としても非常に楽しめるものになっています。

今後、ご予約をされている皆様には、この“89R BUDDY”が順次納品されていくことになるかと思います。是非、手元に届いた折には、その素晴らしさを実感していただきたい次第です。予約者全員で、この体験を共有できる日が1日も早く訪れるよう、祈念して止みません。

 

 

特報第12弾【ついに出荷開始!!】(2003.9.29up)はこちらをクリック

 

 

 

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