[普通科]暗視装置装備の小銃手(陸曹)〜夜間攻撃戦闘

野戦における夜間攻撃任務で、小銃手として行動する小銃小隊小銃班の3等陸曹(仮定)。全ての隊員が個人用暗視装置を装備。夕闇せまる中、攻撃の準備を進める。

 

攻撃行動に必要な装備一式を身につけた小銃手。

装備は89式5.56mm小銃をはじめ、88式鉄帽の他、最新のもの(戦闘装着セットまたは2形装具)を装着。
夜間行動の重要な装備として、鉄帽に単眼式の個人用暗視装置JGVS-V8を取り付けています。
靴は防水透湿素材で作られた戦闘靴2型。

顔にはフェイスペイント(ドーラン)をまだらに塗り、上衣の襟も既に立てた状態となっています。
戦闘服はIR近赤外線偽装がされているため、暗視装置が使用される環境下でも、非常に高い迷彩効果を発揮します。

正面左胸にある迷彩色の大型の袋は、「00式個人用防護装備 防護マスク」(ガスマスク)の携行袋。任務に関わらず常に携行します。
携行袋は一般的な右肩よりタスキがけの方法で装着され、ウエストにストラップをまわして固定しています。

背面の状態。

一般的な小銃手の装備。右大腿部に見えるのは撃ち終わった弾倉を収納するためのダンプポウチ(私物)。携帯シャベルは携行していない。

左右側面

襟を立てているため、首は隠れ、肌の露出が少なくなっています。鉄帽には暗視装置(通称V8)が取り付けられ、独特のフォルム。

手袋は私物品。手のひらが革、手の甲が布地で出来ています。

正面の装具取り付け状況

左胸に防護マスク、弾帯には右から、
    「弾入れ89式小銃30連(小)」…1本収納用
    「救急品袋 迷彩2形」(ここまで防護マスクの下)
    「弾入れ89式小銃30連(小)」
    「ダンプポウチ」…右大腿部の迷彩色バッグ
が取りつけられています。
匍匐の邪魔にならないよう、前面の弾入れは“1本用”。

サスペンダー(吊りバンド)は、表がOD色の初期タイプ。

 

 
背面の装具取り付け状況

弾帯上、右から
    「銃剣」
    「弾入れ89式小銃30連(大)」
    「水筒」
    「弾入れ89式小銃30連(大)」…2本収納用

携帯シャベルは不用と判断され、取り外されています。

左右の装具取り付け状況

左写真、弾帯上、左から
    「弾入れ89式小銃30連(小)」    「弾入れ89式小銃30連(大)」
    「水筒」
    脇下の袋は防護マスク

右写真、弾帯上、左から
    「弾入れ89式小銃30連(大)」  
     「銃剣」
    「ダンプポウチ」
     「弾入れ89式小銃30連(小)」
    

 

 

個人用暗視装置JGVS-V8は、鉄帽に専用の取付金具を介してマウントされ、使用しない際は左上の写真のように跳ね上げた状態にします。

本来、鉄帽覆いと顎紐はV8専用のものが用意されており、鉄帽覆いの後頭部には重量バランスをとるためのバランサーを収納するポケットがついています。この隊員は一般用の鉄帽覆いと顎紐を使用していますが、鉄帽の安定を図るために私物のネックストラップアダプター(インファントリーレジメント製)を取り付けています。

 

 

 

行動開始。

目標地域へ向け、林内を警戒しながら移動する。微光暗視方式のV8を使用することにより、暗闇の林内も右写真のような状態で見ることが可能。

 

 
目標に到達し、攻撃を開始する小銃手。

model: kamaitachi

Special thanks : WillyPeet

 

最終更新:2007.4.29

 

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※このページの情報はマスコミ等において公表されたもの、一般に公開状態となったものをまとめたものです。防衛上の機密に関する情報は一切扱っていません。

※88式鉄帽・銃剣・防護マスク携行袋は複製品、89式小銃は東京マルイ製、暗視装置は類似のPVS-14複製品をもって代用しています。なお銃剣の装着は、サバイバルゲームにおいては危険ですので止めましょう。

※使用した装具等は全て一般のミリタリーショップ等で購入したものです。00式防護マスク携行袋の中身は、残念ながら入っていませんm(_ _)m

※階級章・徽章・ネーム等は一部画像処理を施してあります。